LP制作費が10万円→3万円に|AI活用で半日公開した実体験フロー
「LP1本作るのに15万円・納期3週間って言われたんですけど、もっと安くなりませんか?」——半年前、知人からこう相談されて受けた案件を、自分はAIに半分以上任せて実費3万円・納期半日で公開しました。
同じ品質、同じ要件、同じレスポンシブ対応で。差はツールの使い方だけです。
この記事では、その時のフローを順番にバラします。「AIで安くなる」とよく言われますが、何をAIに渡して、何を自分でやれば「安くて雑」じゃなく「安くて使える」LPになるかを、自分が実際にやった工程ベースで書きます。
内訳:従来とAI活用、何が変わったか
費用と納期がどこで変わったのか、自分の案件の実数値で並べます。
| 工程 | 従来見積 | AI活用後 |
|---|---|---|
| 要件ヒアリング・設計 | 3〜5万円(3〜5h) | 1万円(1h・自分) |
| ワイヤーフレーム | 2〜3万円(半日) | AIとの対話30分 |
| コーディング・実装 | 5〜10万円(1〜3日) | 1万円(2h・自分が指示出し) |
| レスポンシブ対応 | 追加2〜3万円 | 最初から込み |
| 修正・微調整 | 2〜3万円(回数制限あり) | 1万円(実質無制限) |
| 合計 | 15〜25万円・2〜4週間 | 3万円・半日 |
下がるのは「コーディング」と「レスポンシブ対応」が一番効きます。ここはAIが一番得意な領域で、人間がやると一番時間が溶けるところ。逆に「要件ヒアリング」と「ビジュアル方向性」は人間に残るので、ここを軽く見るとAI化しても結果が崩れます。
自分が実際にやったフロー
Step 1: 要件整理(30分〜1h)
ChatGPTに「LP1枚のターゲット・訴求・想定行動」を壁打ちで吐き出させる工程です。雑談形式で2〜3往復させると、漠然としたイメージが「ファーストビュー:◯◯/3つの強み:◯・◯・◯/CTA:◯」くらいに固まります。
ポイントはこの段階でクライアントに一度見せて握ること。ここを飛ばしてAIに実装させると、後でファーストビューを丸ごと作り直すことになります。
Step 2: 実装(2〜3h)
Claude Codeに「Next.js + Tailwindで1枚のLPを作って。構成は……」と日本語で指示します。AIが書いたコードをそのまま使うのではなく、自分は「ボタンの色をもう少し濃く」「カードのpaddingを24pxに」みたいな微調整の指示出しだけをします。
ここは料理で言うと、AIがフライパンで具材を炒めていて、自分は塩加減を見ているだけのイメージ。手を動かす量より「どこを見るか」のほうが大事です。
Step 3: 確認・デプロイ(1h)
実機(スマホ)で開いて、ファーストビューでCTAが見えるか・読み込みが遅くないか・タップ領域が小さすぎないか、の3点だけ自分で確認します。GitHubにpushしてVercelで公開。これで終わりです。
トータル3〜4時間。半日で公開できる理由は、AIが得意な範囲を絞って渡しているからだけです。
品質を落とさないために自分がやめないこと
AIに任せるとコストは下がりますが、以下を手放すと「結局やり直し」になるので、自分はここだけは絶対に省きません。
- 要件の握り:誰に、何を、どう動いてほしいかは人間が決める。AIに「いい感じで」と言わない
- ビジュアル方向性の指定:「清潔感」「親しみやすさ」「高級感」など1単語でいいので方向を指示する
- 実機チェック:エミュレータでなく実機。指で触ると気づくことが多い
逆に、以下はAIに完全に任せて問題なかった部分です。
- HTML/CSS/JSの生成
- レスポンシブのブレイクポイント設計
- セマンティックタグの選定
- 基本的なSEOメタタグ・構造化データ
「AIが苦手」とされる部分も2026年時点ではかなり詰められていて、自分の体感だと1年前と比べて任せられる範囲が2倍くらいになっています。
「安かろう悪かろう」にならない理由
費用が1/3になると、つい「中身も1/3なのでは」と思われがちですが、内訳を見ると下がっているのは作業時間の人件費だけです。設計・要件定義・ビジュアルの判断は変わらず人間がやっているので、出てくるものの品質は落ちません。
むしろ、修正のコストが極端に低い(AIに指示するだけ)ので、従来なら「これ以上の修正は追加費用」と諦めていた細部まで詰められるのが正直な感想です。
実際にAIで作ったLPはLPギャラリーで公開しています。タイムラインLP・マップLP・絵本LP・キャラクターLP・SaaS LP・クリニックLPの6種。どれも数時間〜半日で作っています。
まとめ:3万円LPは「手抜き」じゃなく「工数圧縮」
AI×LP制作は安かろう悪かろうではなく、「人間がやるべきところに集中して、機械的な部分を機械に渡しただけ」というシンプルな話です。
15万円かかっていたものが3万円になる。浮いた12万円はクライアントの広告費に回せる。これがAIを使う一番のメリットだと、自分はこの半年で実感しました。
LP制作の費用相場や、外注 vs AIの判断基準はLP制作の費用相場まとめで詳しくまとめています。フリーランスとしてLP受注を続ける戦略はLP制作で継続受注する3つの戦略にも書きました。