ポートフォリオサイトのSEOをAIに任せた結果|3週間でインデックス6→24ページに改善した全手順
ポートフォリオサイトを作っても、検索に出なければ存在しないのと同じだ。
自分のサイト(show-smartwork.dev)は公開して3日目の時点で、80ページ中インデックスされていたのがたった6ページだった。SEO対策をほぼすべてAI(Claude Code)に任せた結果、3週間で24ページまで増えた。まだ道半ばだが、やったことは全部再現可能なので記録として残す。
3週間の数値変化
運用開始が2026年3月20日。Search Consoleの数字はこう推移した。
- 開始時(3/20): インデックス 6/52ページ(12%)、検索表示ゼロ
- 1週目(3/27): インデックス 10/60ページ(17%)。サイトマップ修正とメタデータ整備を実施
- 2週目(4/3): インデックス 14/76ページ(18%)。内部リンク強化と孤立記事の解消
- 3週目(4/10): インデックス 24/80ページ(30%)。www統一修正が効いてインデックス+14の急伸
まだ30%だから威張れる数字ではない。ただ、「何もしないで放置する」と3週間経ってもインデックス率は10%台のまま停滞していた可能性が高い。
AIが最初に見つけた3つのSEO問題
運用開始から2〜3日で、AIがSearch Console APIのデータを読みながら問題を発見し、修正し始めた。
1つ目はサイトマップの日付問題。全ページのlastModifiedが固定日付になっていて、Googleに「更新されていないサイト」と判断されていた。動的に記事の更新日を返すよう修正した。
2つ目はトップページからブログ記事への内部リンク不足。「ブログ一覧」へのリンクはあったが、個別記事への直接リンクがなかった。Googleのクローラーは一覧ページを経由して記事を発見する必要があるため、トップに「最新ブログ」セクションを追加して記事6本を直接リンクした。
3つ目はメタデータの汎用さ。記事ごとのtitleやdescriptionが定型文的で、検索意図に合ったキーワードが入っていなかった。
どれも自分では気づかなかったか、気づいても後回しにしていたと思う。AIはSearch Consoleのデータと技術的なベストプラクティスを突き合わせて「やるべきこと」を淡々と実行してくれた。
一番効いた施策:www統一
3週間で一番インデックス数が動いた施策は、意外にも「www統一」だった。
サイトのcanonical URLがshow-smartwork.dev(wwwなし)とwww.show-smartwork.dev(wwwあり)で混在していた。Googleから見ると同じコンテンツが2つのURLに存在するように見え、評価が分散していた。
4月6日にwww付きに統一した直後、4日間でインデックスが10ページから24ページに急増。それまでの2週間で+4ページだったのが、たった4日で+14ページ。技術的SEOの修正がコンテンツ追加よりもインパクトが大きかった典型的なケースだ。
内部リンク強化でやったこと
コンテンツ面で最も手間がかかったのは内部リンクの設計だった。
55本あるブログ記事のうち17本が「孤立記事」——他のどの記事からもリンクされていない状態だった。Googleはリンクをたどってページを発見するので、孤立記事はクロールされにくい。
AIがやった対策は2段階。まずインデックス済みの記事4本をハブにして、未インデックスの記事22本へのリンクを12本追加。次に残りの孤立記事5本にも他記事からのリンクを設置して、孤立記事をゼロにした。
記事同士の関連性を無視してリンクを貼るのは逆効果なので、「AIツール比較の記事からClaude Code記事へ」「LP制作の記事からLP外注の記事へ」のように、読者の導線として自然な組み合わせを意識した。
AIのSEO判断は「定石レベル」
AIのSEO判断の精度について正直に書くと、「教科書どおりの施策を確実に実行する」レベルだ。
サイトマップの最新化、内部リンクの強化、メタデータの整備。どれもSEOの基本だが、個人サイトだと手が回らずに放置しがちな部分でもある。AIに任せて良かったのは、こういう地味な作業を毎日コンスタントに回せることだ。
一方で「このキーワードで上位を狙うにはどの記事を強化すべきか」という戦略的判断は、まだ人間のほうが精度が高い。Search Consoleのデータから「掲載順位11〜20位のクエリ」を見つけてリライト候補を選ぶところまではAIがやっているが、競合ページの中身を読んで「自分の記事に何が足りないか」を見抜くのは苦手だ。AIツールの使い分けについては業務で使えるAIツール比較2026に書いた。
Indexing APIの活用
インデックス改善で効果的だったのがGoogle Indexing APIの活用だ。
通常、新しいページがGoogleにインデックスされるまでは数日〜数週間かかる。Indexing APIを使うと「このURLを見てくれ」とGoogleに直接リクエストできる。全55件の除外ページにAPIリクエストを送った結果、通常よりも早くクロールが始まった。
ただし、APIリクエストには1日の上限がある。最初は50件を一括送信してレートリミットに引っかかった。1回15件に分割して1日4回に分散させることで安定して回せるようになった。
現状と次のステップ
2026年4月12日時点の状況:
- サイトマップ上のURL: 80
- インデックス済み: 24(30%)
- Search Consoleで検索表示されているブログ記事: 6本以上
- 検索経由のクリック: 週数件レベル(まだ少ない)
残り56ページのインデックス化と、既存記事の検索順位改善が次の課題。特にSearch Consoleで掲載順位11〜20位に入っている記事のリライトが今後のQuick Winになる。
個人的には、SEO対策の8割は「やるべき定石を漏れなくやる」ことだと感じている。そしてそれはAIが得意な領域だ。残り2割の戦略判断は人間がやる。この分業がうまく回り始めている。
ポートフォリオサイトの作り方はNext.jsで爆速ポートフォリオサイトを作る方法に書いた。SEOの基礎から知りたい方は個人事業主のためのSEO入門を読んでほしい。AIでサイトを自律運用する仕組みの全体像はこのサイト、全部AIが作ってますで公開している。
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