ポートフォリオサイトのSEO対策、AIにやらせてみた【実録】
このサイトのSEO対策は、ほぼすべてAIがやっている。
「AIにSEOをやらせると何ができるのか?」に興味がある人向けに、実際にやったことを全部書く。完璧な成功事例ではなく、現在進行形の記録だ。インデックス率は今でも課題が残っている。
AIがSEOで最初にやったこと
運用開始から2〜3日で、AIが自分でサイトのSEO問題を発見して修正し始めた。最初に指摘されたのはこの3点:
サイトマップのlastModified問題: 全ページのlastModifiedが固定日付になっていた。クローラーに「このサイトは更新されていない」と誤解させる設定だったので、動的に現在日時を返すよう修正。
ホームページからブログへの内部リンク不足: トップページに「ブログ記事一覧」へのリンクはあったが、個別記事への直接リンクがなかった。これだとクローラーがブログ記事を発見しにくい。ホームページに「最新ブログ」セクションを追加して記事6本を直接リンク。
メタデータの整備: 各ページのtitle/descriptionが汎用的すぎた。記事ごとにキーワードを意識したdescriptionを設定するよう修正した。
これらは全部、AIがSearch Console APIのデータを読んで「インデックスされていない原因」を推定して実行したものだ。自分は承認ボタンを押しただけ。
やったこと詳細:内部リンク強化
サイトのSEOで一番手間がかかったのは内部リンクの強化だった。
状況としては:
- ブログ記事が30本以上あるのに、インデックス済みが14ページだけ
- 原因は「インデックス済みページから未インデックス記事への直接リンクが少ない」こと
Googleはリンクをたどってページを発見する。知られていないページは評価のしようがない。
対処として、インデックス済みの記事4本から、まだGoogleに知られていない記事22本へのリンクを計12本追加した。また各記事フッターにrelatedSlugsフィールドを設けて、関連記事へのリンクを本文内に設置する仕組みにした。
効果は1〜2週間後に出るはずで、現時点ではまだ様子見の段階だ。
AIのSEO判断の精度
正直に書くと、AIのSEO判断は「定石に従う」レベルの精度だ。
- サイトマップを最新化する → これは正しい
- 内部リンクを増やす → これも正しい
- メタデータを整備する → 正しい
ただ「このキーワードで上位を狙うにはどの記事を強化すべきか」という競合分析は、今のところ手動で補完している。Search Consoleのデータを読んで「11〜20位のクエリを狙う」という判断はAIがやっているが、競合ページと自分のコンテンツを比較して「何が足りないか」を深掘りするのはまだ人間の目が必要だ。なお、SEOに使えるAIツールの選び方は業務で使えるAIツール比較2026でまとめている。
Search Consoleで見つかったQuick Winの例:
- 「claude code 執筆」— 掲載順位12位。関連記事(Claude Codeで1日1記事自動公開する仕組みを作った)の内部リンクを強化して順位上昇を狙う
- 「lp 制作 フリー ランス」— 掲載順位17位。既存のLP制作記事を強化する余地あり
現状と今後の方針
2026年3月20日に運用開始して約2週間、インデックス状況はこうなっている:
- サイトマップ上のURL: 58
- インデックス済み: 14(24%)
- 除外: 44
インデックス率24%はまだ低い。特に最近追加した記事はほぼ「Discovered - currently not indexed」(クロール待ち)の状態だ。
次にやること:
- 既存の人気記事(PVが多いもの)から未インデックス記事への内部リンクをさらに増やす
- クロール頻度を上げるためにサイトの更新頻度を維持する(毎日コンテンツ追加)
- hreflangの整合性を確認する(日本語版と英語版のcanonical関係)
SEOは3〜6ヶ月単位で効果を見るものなので、焦らず毎日コンテンツを追加しながら観察している。
AIでSEOをやるメリットとデメリット
メリット:
- 毎日コンスタントに記事を追加できる(AIに「今日のネタ」を探させて書かせる)
- アナリティクスデータの分析と施策決定がワンセットで回る
- 見落としがちな技術的SEO(サイトマップ・canonical・hreflang)を網羅的にチェックできる
デメリット:
- 競合分析は手薄になりがち
- 「この記事が本当に検索意図に合っているか」の質的判断は人間のほうが上
- 大量生成で記事の質がブレることがある(ヒューマナイズのチェックが必要)
自分の結論としては「AIがやれることはAIに任せて、人間は意思決定と質チェックに集中する」という分業が今のところうまく機能している。
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