AIでLP制作したら【5日→4時間】に短縮|6種類作ってわかった時短の正体
**結論から言うと、AIでLP制作の工数は1/3以下になった。**1本あたり5〜7日かかっていたのが、平均4〜5時間で「動くLP」が出せるところまで短縮されている。ただし「AIに全部任せれば完成する」ほど単純ではない。
この記事では、実際にLP6種類(マップ・絵本・SaaS・クリニック・キャラクター・タイムライン)を作った現場の時間表と、AIが本当に速い3工程・最後まで人間が必要な3工程を、数字と一緒に置いておく。LP制作にAIを取り入れようとしている人、外注する側で「AI使ってる人に頼んでも品質大丈夫?」が気になる人、両方に向けた話。
LP制作にかかる時間の目安【外注・手書き・AI活用】
「LPって頼んだらどれくらいで出来るの?」は打ち合わせで毎回聞かれる。作り手や作り方でだいぶ変わるので、まず一般的な目安を先に置いておく。
| 作り方 | 1本あたりの目安 |
|---|---|
| 制作会社に外注 | 2〜4週間(要件定義・デザイン・修正の往復込み) |
| フリーランスに外注 | 1〜2週間 |
| 自分で手書き(HTML/CSS) | 5〜7日 |
| AIを使って自分で作る | 4〜5時間 |
制作会社が長く出るのは、打ち合わせや社内チェックの往復が時間の大半を占めるからで、純粋にコードを書いている時間はもっと短い。個人が自分で書く場合の相場が5〜7日あたりで、自分もClaude Codeを使う前はこのくらいだった。そこにAIを足したら、下の表のとおり1本4〜5時間まで落ちている。
注意したいのは、外注の「2〜4週間」はサボっているわけではなく、ヒアリングと修正対応という人間の工程が入るからこの長さになる、という点。逆に言えば、その人間工程を自分で巻き取れる人がAIを使うと、時間だけが一気に縮む。次からその中身を数字で見ていく。
実制作した6種のLPと所要時間
LPギャラリーで全実物を公開している。業種・制作時間・AI活用度はこう。
| LP種類 | 想定業種 | 制作時間 | AI活用度 |
|---|---|---|---|
| マップ系 | 飲食・不動産 | 約4時間 | 高 |
| 絵本系 | 教育・子育て | 約5時間 | 高 |
| キャラクター系 | アプリ・ゲーム | 約5時間 | 中 |
| タイムライン系 | 採用・企業沿革 | 約3時間 | 高 |
| SaaS系 | IT・SaaS | 約4時間 | 高 |
| クリニック系 | 医療・美容 | 約4時間 | 高 |
全部で約25時間。同じ数のLPを手書きで作っていたら、1種5〜7日 × 6種 = 30〜42日コース。工数でいうと7〜10倍は違う。
1本あたりの制作時間を工程別に分解する
「平均4〜5時間」と言われても中身が見えないと信用しづらいので、SaaS系LP1本(実測約4時間)の内訳を出しておく。
| 工程 | 所要時間 | 担当 |
|---|---|---|
| ヒアリング内容の整理・方針決め | 約30分 | 人間 |
| 構成案の生成と取捨選択 | 約20分 | AI→人間が選ぶ |
| セクションごとのコード生成 | 約60分 | AI主導 |
| レイアウト・配色の微調整 | 約50分 | 人間 |
| コピーの磨き込み | 約70分 | 人間(叩き台はAI) |
| 最終チェック・レスポンシブ確認 | 約30分 | 人間 |
合計でだいたい4時間ちょっと。見てのとおり、AIが主導するのはコード生成の1時間だけで、残りは人間の判断が入る工程に時間が乗っている。コピー磨きが一番長いのは毎回そうで、ここを削ると一気に「動くだけのLP」に落ちる。
時短の正体はシンプルで、「手書きなら半日溶けるコーディングが1時間で終わる」分がまるごと浮いている。逆に言えば、人間が頭を使う工程の時間はAIを入れてもほとんど縮まない。だから丸投げ前提だと期待ほど速くならないし、品質も落ちる。
業務特化のデモLPも同じフローで足した
この6種を作ったあとで、「もっと検索意図に寄せたLPが要るな」と思って業務特化のデモを3本追加した。どれも下に書くフロー(構成案をAIに出させる → コードを生成 → コピーだけ自分で詰める)で、1本あたり半日かからずに形になっている。業種が増えても制作時間が跳ね上がらないのが、この作り方の一番おいしいところだ。
- AI議事録自動化LP — 会議の文字起こしから議事録作成までを自動化するサービス想定
- 請求書自動化LP — 請求書の作成・送付・入金管理をまとめるサービス想定
- AIチャットボット導入LP — 問い合わせ対応をFAQ学習で肩代わりするサービス想定
逆に言うと、業種ごとの「何を一番に訴えるか」を決めるところは毎回ゼロから自分で考えている。ここを手抜きすると、どの業種でも同じ顔のLPになって刺さらない。
AIが速い3つの工程
コード生成が圧倒的に速い。 「飲食店向けLP、ヒーローセクション + 3つの特長 + CTAボタン、Tailwind CSS使用」と投げれば、数十秒で動くコードが返ってくる。Next.js + Tailwindの組み合わせは特に精度が高い。ゼロから手書きするより5〜10倍。
セクション構成の提案が的確。 「クリニック向けLPで患者の不安を解消する構成」と聞けば、PASONAやFAABの型に沿った具体案が出てくる。業種別の引き出しは人間より広い。
コピーの叩き台が出せる。 キャッチコピー10案を一気に並べて、そこから選んで磨く。ゼロから唸るより早く、質も下ではない。最終的な言葉選びは自分でやるが、スタート地点が違う。
AIが苦手な3つの工程
クライアントの「感覚」は読めない。 「洗練された」「温かみがある」みたいな曖昧な指示を、依頼者の頭の中のイメージに合わせて解釈するのは無理がある。ヒアリング → 言語化 → コード変換のところは、人間が挟まないと成立しない。
配色・余白の最終調整は目で見るしかない。 AIが出すコードは「動く」けど「刺さる」かは別問題。配色のバランス、余白の取り方、写真選定は人間の感覚側の仕事。
クライアント対応は当然AIの範囲外。 見積もり交渉、修正対応、「やっぱこの色がいい」への切り返しは人間がやる。
自分がいまやっている制作フロー
半年運用してこの形に落ち着いた。
- ヒアリング — 業種・ターゲット・訴求・NG事項の確認(AI不可)
- 構成案の生成 — AIに5〜6案出させて方向性を絞る
- コード生成 — セクションごとにAIで生成 → レイアウト確認しながら調整
- コピーの磨き込み — AIの叩き台をベースに自分で直す(ここが一番時間を使う)
- フィードバック対応 — 修正依頼をAIに投げて修正案を出す
1と4が人間、2・3・5がAIと分業。この役割分担が今のところ一番効率がいい。Claude Codeのプロンプト設計術で、2・3を加速させる指示の書き方を別記事にまとめている。
半年使って本音で思うこと
工数は確実に1/3以下になった。ただ「AIが作ったLP」という言い方は正確じゃない。「人間がAIを使って作ったLP」のほうが近い。採用するコピー、刺さる構成の判断は、最後まで人間の仕事として残っている。
AIは優秀なアシスタントで、ディレクターではない。この割り切りができると、AI活用は素直に武器になる。逆に「AIに丸投げしたい」モードで入ると、出力を磨き込む工程が飛んで、結果ちょっと残念なLPが出来上がる。
フリーランスとしてLP制作の受注を伸ばしたいなら、LP制作で継続受注するための3つの戦略も合わせて読んでほしい。
まとめ
| ポイント | 中身 |
|---|---|
| 工数 | 5〜7日 → 4〜5時間(1/3以下) |
| AIが速い | コード生成・構成提案・コピー叩き台 |
| 人間が必要 | 感覚の言語化・最終調整・クライアント対応 |
| 制作フロー | ヒアリング → 構成 → 実装 → コピー磨き → 修正 |
「AIで作る」より「AIと作る」のほうが正確。役割分担を最初に決めると、品質を落とさず工数だけ落とせる。
次に読むなら
- 外注を考えている方: LP制作の相場と費用を抑えるコツ / LP制作を外注するときの注意点
- 自分でAI制作を始めたい方: Claude Codeのプロンプト設計術
- 実物が見たい方: LPギャラリーで6種すべてを公開中
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よくある質問
LP制作にかかる時間はどれくらいが目安ですか?
作り方で変わります。制作会社への外注は2〜4週間、フリーランスへの外注は1〜2週間、自分で手書きするなら5〜7日が相場です。外注が長いのはヒアリングや修正の往復という人間の工程が入るためで、純粋な作業時間そのものはもっと短いです。AIを使って自分で作る場合は1本4〜5時間まで縮みます。
AIでLP制作するとどれくらい制作時間が短くなりますか?
実制作したLP6種では、1本あたり5〜7日かかっていたのが平均4〜5時間まで縮みました。工数で言うと1/3以下です。6種すべてで約25時間でしたが、同じ数を手書きすると30〜42日コースになるので、7〜10倍の差が出ます。
AIで作ったLPは品質面で不安はありませんか?外注しても大丈夫?
コード生成・構成提案・コピーの叩き台はAIが速い一方、配色や余白の最終調整、クライアントの感覚の言語化は人間が担います。なので実態は『AIで作る』より『人間がAIを使って作る』が正確です。役割分担を最初に決めれば、品質を落とさず工数だけ落とせます。
LP制作のどの工程がAIで速くなりますか?
コード生成・セクション構成の提案・キャッチコピーの叩き台出し、この3工程です。特にNext.js + Tailwindのコード生成は手書きの5〜10倍速く、業種別の構成案の引き出しも人間より広いです。
LP1本の制作時間は工程別にどう配分されますか?
実測4時間のSaaS系LPだと、ヒアリング整理30分・構成案20分・コード生成60分・レイアウト調整50分・コピー磨き70分・最終チェック30分でした。AIが主導するのはコード生成の約1時間だけで、残りは人間の判断が入る工程です。一番長いのはコピーの磨き込みで、ここを削ると動くだけのLPになります。
AIに全部任せればLPは完成しますか?
完成しません。クライアントの曖昧な要望を解釈するヒアリング、配色・余白の最終調整、修正交渉などは人間の仕事として残ります。丸投げモードで入ると磨き込み工程が飛び、結局残念な仕上がりになります。